妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

結構、面白かった。月組公演『Eternal Voice』!!

今日は、壽々(じゅじゅ)です。


昨日は、前から28列目、後ろから2列目
という、先着順方式でGETしたA席で、
月組宝塚大劇場公演を観劇しました。


今回、専科の凛城きらさん休演により、
配役は、次のとおりです。
==================
ジェームズ 凛城きら→佳城葵
セバスチャン 佳城葵→大楠てら
ハミッシュ 大楠てら→爽悠季
==================
「超常現象」(この作品では、どちらか
というと「霊能力」か)に強い違和感の
ある人でない限り、それなりに楽しめる
作品になっていると思います。


逆に、そこに強い違和感を持ってしまう
と、物語として成立しません。そういう
ことがあるという前提なので……。


公演プログラムから、ストーリーです。
==================
 ヴィクトリア女王統治下のイギリスー。
 考古学者のユリウス(月城かなと)は、
古美術商を営む叔父ジェームズ(佳城葵)
に頼まれ、アンティークハンターとして
各地を飛び回る生活を送っていた。ある
日、エディンバラの鑑定即売会を訪れて
いたユリウスは、一人の男(英かおと)
からスコットランド女王メアリー・スチ
ュアートの遺品とされる首飾りを見せら
れる。理由なくその首飾りに魅入られた
ユリウスは、持ち金をはたいて手に入れ
てしまう。


 ロンドンへ戻ったユリウスは、、首飾
りの真贋を確かめるべく超常現象研究所
を主催する友人ヴィクター(鳳月杏)の
もとへ助言を求めることにする。
 研究所ではヴィクターと被験者である
女性アデーラ(海乃美月)が実験の最中
だった。そこへ、秘密局局員のダシエル
(風間柚乃)達が現れる。近頃、議会で
取り沙汰されている王室不要論の根拠に
"降霊会"が利用されている情報を得た彼
らは、秘密局のプロファイラーを兼ねて
いるヴィクターに協力を求めたいという。
ヴィクターはダシエル達に後日秘密局を
訪れることを約束する。
 そんな中、ヴィクターを訪ねてユリウ
スがやってくる。驚いたことに、アデー
ラはユリウスが首飾りを差し出した途端、
それがメアリー・スチュアートのものだ
とふと口にする。子供の頃から持ってい
た自分の不思議な感覚を、アデーラが持
っていると感じ驚くユリウス。それはア
デーラにとっても同じだった。二人の出
会いは運命的なものだった。
 やがてこの出会いを発端に、ユリウス
とアデーラは国を揺るがす事件に立ち向
かっていくこととなるー。
==================
ネタバレになりますので、詳しいことは
書けませんが、人物相関図を見ると、あ
る程度は、分かります。


英国王室を護ろうとする特定秘密局側と
英国王室を廃止しようとする王室廃止論
者が対立し、王室廃止論者側にカトリッ
ク教会が付き、その背後にバチカンが、
という構図です。


イギリス国教会は、プロテスタントです
ので、カトリックとは対立関係にありま
す。


そして、首飾りに込められた亡きメアリ
ー・スチュアートの真の遺志とは?とい
うのが、この物語の核心です。


一言だけ。佳城葵さんの代役となったバ
チカンの戦士セバスチャン役の大楠てら
さんがなかなかいいです。これが、佳城
葵さんだとどうなったのかな?


菅原道真だとすげなく言いそうですね。


「超常現象?そんなものあるわけないで
しょう」って。