妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

『CITY HUNTER』は2回観た方がいいと思ったこと②

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


本日は、前回の「『CITY HUNTER』は2回観た方がいいと思ったこと」の2回目です。


前回書けなかった主な登場人物の紹介です。


教授(橘幸さん)
冴羽獠が頼りにする老人。白髪、白髭で腰も曲がっているのに、冴羽獠と同様に女性のお尻を触りまくります。
何の教授かと思ったら、医者で超一流の手術の腕を持つらしい。
(このあたりの説明がちょっと足りません。「エンジェル・ダスト」が何かもよく分かりません。プログラムでは「劇薬」となっていますが、筋肉増強作用のある麻薬のようです)
ステージⅣの癌に冒されている女優の宇都宮乙(千風カレンさん)の治療を冴羽亮が教授に依頼した理由もこれで納得できます。
しかし、あのよぼよぼ爺にそんな高度な手術ができるのか?


宇都宮乙(千風カレンさん)
シティーハンターへ伝言板で仕事を依頼した依頼人の一人。
冴羽獠は、アルマ王女の護衛の方はアルマ王女の年齢(17歳)を聞いて、OVER EIGHTEENしか依頼は受けないと言って渋った一方で、宇都宮乙の依頼はすぐ承諾。
しかし、千風カレンさんには悪いのですが、どう見ても「大女優」に見えないのは何故?
喫茶キャッツアイでの待ち合わせの場面でも、存在感が薄い。
演技というより演出が悪いのでは?


小林豊(彩海せらさん)
宇都宮乙の息子。
仲間を劔会に殺されて、劔会の金庫から現金500万円と麻薬密売ルートの情報が入ったフロッピーディスク、さらにエンジェル・ダストを盗んだために劔会から追われることに。
彩海せらさんが演じる小林豊は、王女アルマの話と同時進行で物語の展開のもう一つの軸。それだけに重要な役で登場シーンも多い。その小林豊を彩海せらさんが好演しています。
それにしても、劔会の金庫のセキュリティーが甘すぎる!!


新宿の婆(占い師)(沙月愛奈さん)
「こんなん出ました~」と言って占いをする占い師。
正直言ってこの役必要か?と思って見ていました。
ところが、最後の方で、「こんなん出ました~」と言ってホトトギスの白い花を槇村香に渡します。
槇村香はその花を冴羽獠の胸ポケットに挿します。ホトトギスの花言葉「永遠にあなたのもの」とともに。
この場面がステキすぎる!!!この場面でご飯10杯いけるかも!!(何のことだ?)
沙月愛奈さんは、11月14日付で退団です。いい役をもらいました。


ところで、突然、思い出したのですが、冴羽獠が野上冴子に右手左手とかわるがわるお手を
する場面がありました。彩風咲奈さん可愛い~可愛い場面が多すぎる。そして格好いいい
場面も多すぎる。ファンには堪らないでしょうね。


海原神(夏美ようさん)
国際犯罪組織ユニオン・テオーベの首領。ラスボスです。
冴羽獠の育ての親で、冴羽獠に戦闘術を教えた人物。
10年前のグジャマラ王国クーデターの時に、アルマ王女を庇う冴羽獠に裏切られ、右手を
負傷。そのことで冴羽獠に恨みを抱いています。
夏美ようさんが渋格好いい!!
英真なおきさんの代役ですが、夏美ようさんがいい感じを出していました。


ジェネラル(真那春人さん)
ユニオン・テオーベの幹部。
コートで隠した右腕にM16(自動小銃)を装備しています。
槇村香の兄、槇村秀幸はこのM16でジェネラルに殺されます。
槇村香にとっては、兄の仇。最後には、槇村秀幸(幽霊)の助けを借りながらジェネラルを
銃で殺し、兄の敵討ちをします。
真那春人さんがいかにも悪役!って感じを出してました。


アルマ・ダヤン王女(夢白あやさん)
グジャマラ王国の王女。17歳。
冴羽獠は、アルバ王女の年齢が17歳と聞いて、その護衛の依頼を断るのですが、実は、
冴羽獠とアルバ王女との間には過去の因縁が。
10年前の失敗に終わったクーデターの時に、冴羽獠はクーデター側の手からアルバ王女を
助けています。その時に冴羽獠はお守りとして自分のペンダントを王女の首に掛けます。
王女は、そのことを冴羽獠は忘れてしまったのだろうか?と思っています。


結局は、王女の護衛を引き受けることになった冴羽獠。
冴羽獠が自分の愛車、赤のミニクパーに乗ろうとすると王女が助手席に。
冴羽獠は、王女と一緒にドライブに出かけることに。行先はディスティニーランド。
(浦安にあるらしい。直訳すると「運命の国」?)
冴羽獠の車のナンバーをオペラグラスで確認すると「0326」。
誰かの誕生日かと思って調べてもなかなか出てきません。
(彩風咲奈さんの誕生日ではないし……)
結局、冴羽獠の誕生日と判明。冴羽獠は正確には分からないのですが、槇村香が冴羽獠と初めて会った日を冴羽獠の誕生日にしたということです。
ちなみに原作では、「歌舞伎町69 あっ 19-19」。さすがにこのナンバーは宝塚では✕
ですね。


冴羽獠の車のカーナビがいうことをきかず、結局、ディスティニーランドには行けず。
最後に訪れたのは、新宿の夜景が見える高層ビルの屋上。
そこへ槇村香がやってくるのですが、槇村香は尾行されるという失態をおかし、王女は
劔会に攫われます。
冴羽獠は、海坊主達の加勢も受けて、王女を救出。グジャマラ王国のクーデターも失敗に
終わります。
王女は、グジャマラ王国の女王となるべくグジャマラ王国へ旅立つのですが、いつの間にか首のペンダントがなくなっています。すると王女の供の者の背中に白い紙が貼られていました。それは、冴羽獠からの王女に対しての「もう君にはペンダントは必要ないから今回の報酬として返してもらった」とのメッセージ。冴羽獠は10年前のことを覚えていたのでした。
ところで、その空港の出発便の案内に各国の主要都市の間にグジャマラの名前が……。
車のナンバープレートといい、やることが細かい。


夢白あやさんは、来年の雪組宝塚バウホール公演『Sweet Little Rock 'n' Roll』(縣千さん主演)でヒロイン役が決まっています。
『CITY HUNTER』では、彩風咲奈さんとのデュエットの場面もありました。
雪組押しの娘役さんです。
夢白あやさんは、103期生。星組の舞空瞳さん、宙組の潤花さんの1期下です。
雪組の次期トップ娘役候補でしょうか?夢白あやさんの今後の活躍が楽しみです。