妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

予習に役立つ『めぐり会いは再び 前奏曲』のBlu-rayを観ました。②

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


②では、『めぐり会いは再び』の第2作に
ついてご紹介します


公演解説です。


 2011年に星組で上演し好評を博した
『めぐり会いは再び』の続編。紆余曲折
の末、 無事婚約した貴族の息子ドラント
と、領主のお転婆娘シルヴィアは、ちょ
うど1年後の結婚式前夜に、ひょんな事
から言い争いをして、またもや仲違いを
してしまう。 ちょうどそこに、シルヴィ
アの婚約者と名乗る騎士が現れたことか
ら、事態は再び大混乱。果たして二人は
無事に結婚式を挙げることができるのか
・・・・・・?
またもや起こる恋の騒動を華やかにコミ
カルに描き出す。


ストーリーです。


 今より少し遠い昔……フォスフォール
村では領主の娘シルヴィアと貴族の青年
ドラントの結婚式を翌日に控え、シルヴ
ィアの弟ルーチェも王都での留学生活か
ら帰国してきた。今から一年前に行われ
た“シルヴィアの花婿選び”の騒動をよく
知らない ルーチェは、この結婚に反対で
あり、全力を挙げて阻止しようと考えて
いた。


 村の領主でシルヴィアの父であるオル
ゴン伯爵の屋敷では、ドラントの従者ブ
ルギニョンたちが式の余興準備に追われ
ている。紆余曲折の末に結ばれたにも拘
らず、ひねくれ者のドラントとシルヴィ
アは、最近では、互いに顔を合わせれば
喧嘩ばかり。 二人に感銘を受けた他の花
婿候補たちも、自分の本心に気づき、真
実の愛を手に入れた…はずだったにも拘
らず、やはりそれぞれ問題が起き、彼ら
の恋人たちを放り出してしまっていた。


 そんなドラントとシルヴィアの噂を偶
然耳にした役者のクラウスは、所属して
いた 劇団が解散したために食事にも事欠
く現状を打開しようと、ある妙案を思い
つく。
 その夜、また些細なことが原因で衝突
してしまい、結婚に一抹の不安を抱くド
ラン トとシルヴィアの前に、突然シルヴ
ィアの婚約者を名乗る騎士が現れる。思
わぬライバルの登場に動揺を隠しきれな
いドラントは、本心を悟られまいとつい
ついシルヴィ アに憎まれ口を叩いてしま
う。シルヴィアを愛していながらも素直
になれず、明日の朝には屋敷を発つと言
うドラントに、従者ブルギニョンは身重
の妻リゼットを置いていくことになって
はと困り果てる。


 シルヴィアに笑っていてほしいが、そ
の術がわからずについ苛立って悲しませ
てし まうというドラントと、結婚して知
らない土地に行くことが不安な余り、つ
いドラントと言い争ってしまい、愛を伝
えられないと嘆くシルヴィア。
 すれ違う二人の本当の想いを知ったブル
ギニョンは、シルヴィアの婚約者を名乗る
クラウスの正体が役者であることを知り、
姉の真実の幸せのためにドラントとの結婚
を応援する気になったルーチェと、劇作家
エルモクラートの力を借り、屋敷の人々を
巻き込んで一芝居打つことにする……。


主な配役と出演者です。


[ヴェスペール公爵家]


ドラント・ヴェスペール:柚希 礼音
 ヴェスペール公爵の息子


ブルギニョン:紅 ゆずる
 ドラントの従僕


[オルゴン伯爵家]


シルヴィア・ド・オルゴン:夢咲 ねね
 オルゴン伯爵の娘


オルゴン伯爵:英真 なおき
 フォスフォールの領主、シルヴィアの父


ルーチェ:礼 真琴
 オルゴン伯爵の末息子、シルヴィアの弟


レオニード:音波 みのり
 ローウェル伯爵の娘
 身重のリゼットに代わってシルヴィア
 の侍女を務める


ユリウス:天寿 光希
 オルゴン家の執事


ラルゴ伯爵夫人:万里 柚美
 オルゴン伯爵の友人


[アジス:ル・カイン王国第二十四王子]


コクマ:十碧 れいや
 アジスの従者


コレット:早乙女 わかば
 アジスの侍女


[旅芸人一座]


エルモクラート・オズウェル・マーキス
:真風 涼帆
 オズウェル辺境伯の息子、劇作家


フォーマルハウト:美稀 千種
 座長


[シルヴィアの婚約者?]


クラウス:十輝 いりす
 役者



さて、前作から退団または組替えになっ
た人は、当然第2作には出てきません。
新しく登場した主要な人物は、シルヴィ
アの弟ルーチェ(礼真琴)と役者でかぼ
ちゃ泥棒のクラウス(十輝いりす)です。


ルーチェは、恋人アンジェリークとの間
がうまくいっていないこともあって、姉
シルヴィアとドラントの結婚の邪魔をし
ようと企てます。
クラウスは劇団を馘になって、貰ったの
は小道具の剣などだけで、お腹を空かせ
ており、もう一人の仲間(飛河蘭)とか
ぼちゃ泥棒をして追われる身です。
ところが、シルヴィアとドラントの仲違
いを知り、シルヴィアの婚約者の騎士に
なりすまし、大金をせしめようとします。
で、上記のストーリーのような話になり
ます。


ブルギニョン(紅ゆずる)は、婚礼の余
興の芝居に出るのですが、明日にも子供
が生まれそうで、芝居の稽古に身が入り
ません。
そのブルギニョンの子供が男の子か女の
子かを巡ってもシルヴィアとドラントは
言い争ういます。
結局、ブルギニョンには男の子と女の子
の双子が生まれて目出度し目出度し。
この双子が第3作で登場します。


とにかく、10年前のルーチェ・礼真琴さ
んが可愛いです。


かぼちゃ泥棒が第3作ではパン泥棒に、
ドラントとクラウスのシルヴィアを巡る
決闘が第3作ではルーチェとロナン(極
美慎)との決闘に、と使いまわしの多い
作品です。


上演時間がやけに短いなと思ったら、
『宝塚ジャポニズム~序破急~』と
『Étoile de TAKARAZUKA』の間に挟ま
れての3本立ての公演でした。


で、この前2作を観ると、第3作の『めぐ
り会いは再び next generation』が理解し
やすくなるので、これから観劇予定の方
にはお勧めです。