妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

ようやく観れました~!!星組公演『めぐり会いは再び next generation』。

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


昨日は、再開された星組宝塚大劇場公演
『めぐり会いは再び next generation』
『Gran Cantante!!』の2回目観劇に行って
きました。


4回観劇する予定が、中2公演が休演にな
って、両端が残ったということになりま
した。
昨日は、阪急交通社の貸切公演の食事つ
き(松花堂弁当)プラン。
いつもは、念のため予約だけしておいて、
他でチケットが当選したらキャンセルす
るのですが、今回は、珍しく松花堂弁当
のプランが当選したので、一度食べてみ
ようと思って、キャンセルせずに残して
おきました。
大正解でした。


まさか、大劇場公演が半分も休演になる
とは、誰も思ってなかったですからね。


松花堂弁当おいしかったです。
当選しない理由がよく分かりました。
あのエスプリホールであの人数では……。


さて、公演内容のコメントです。
前2作のBlu-rayを観て臨んだ今回の観劇。
これも大正解でした。
前回はよく分からなかったところが、本
当によく分かりました。


ストーリーに従って、コメントしていき
ます。


第1場は回想場面で、17年前のオルゴン
伯爵邸で伯爵夫人(華雪りら)が間もな
くベッドで息を引き取ろうとしています。
その周りを家族が見守る中で、次男のル
ーチェ(和波煌)だけは、母の死を受け
入れられず、ひとり離れて座っています。
母が最後に伸ばした手を握ることが出来
なかったことを大人になったルーチェ
(礼真琴)は、今も後悔しています。


第2場は出演者全員勢揃いの場面です。
ので、飛ばします。


第3場はマルクト広場。旅芸人の一座が
北の一番星が最も高くなる星祭りの日に
興行を行うために首都マルクトにやって
きています。今年の星祭りでは、旅芸人
一座の余興やダンス大会、そして王宮で
は王女の花婿選びが行われます。
星祭りの時に旅芸人が余興を行うところ
は前2作と、花婿選びが行われるところ
は、第1作と同じです。第1作ではルーチ
ェの姉シルヴィアの花婿選びでした。
この花婿選びを軸として物語は、展開し
ていきます。


第4場は、レグルス(瀬央ゆりあ)の探
偵事務所です。これは、前2作にはなか
った設定です。
探偵事務所には、助手として雇われてい
るルーチェと劇作家セシル・ピーター・
ウェルズ(天華えま)が居候しています。
他にも、この3人と大学の同級生の女優を
目指しているもののオーディションに落ち
てばかりのティア・シモニ―(有沙瞳)、
わけの分からない発明(後で役にたちま
す)ばかりをやっているアニス・メレル
(水乃ゆり)もやってきて5人でワイワイ
ガヤガヤやっています。


ここで、このモラトリアム5人組が一緒
に歌って踊る場面がなかなかいいです。
なお、人物は違いますが、結末が中々書
けない劇作家は前2作にも登場します。
真風涼帆さんがその役をやっていました。
お陰で旅芸人の座長(美稀千種)は物語
の結末が喜劇なのか悲劇なのか分からず、
困っています。


なお、探偵事務所には迷子の雌のチワワ
の捜索ぐらいしか依頼がなく、壁には大
きな穴が開いています。


そんな探偵事務所をある依頼人が訪れま
す。依頼人によると、近頃世間を騒がし
ている怪盗ダアトから、コーラス王家に
伝わる秘宝「一角獣の聖杯」を奪うとの
予告状が某所に届いたのだという。「一
角獣の聖杯」は、王家の跡継ぎの証。王
女の花婿選びを勝ち抜いた者が次期王に
決まり、聖杯が渡されることになってい
るとのこと。
そこで、王国の探偵の中で唯一爵位を持
つルーチェが花婿候補として潜入し、聖
杯を守って欲しい、というのが依頼の内
容。多額の報酬を呈示されたレグルスは、
ルーチェが抵抗しようとしているのに構
わず、依頼を引き受けてしまいます。


実は、この依頼人、ルーチェの恋人アン
ジェリーク(舞空瞳)の侍女アンヌ(瑠
璃花夏)で、依頼はルーチェを王女の花
婿選びに参加させるための計画だったの
です。


第5場は、ローウェル公爵邸の場面で、
ローウェル公爵(輝咲玲央)、その甥フ
ォション(ひろ香祐)、姪のレオニード
(音波みのり)、そして例の依頼人アン
ヌが登場します。
ルーチェの恋人アンジェリークは、実は
マルクト王国の王女で、母親の死後、誘
拐されかけたのを機に、ローウェル公爵
家に預けられていたのでした。
その王女アンジェリークとオルゴン伯爵
のルーチェを結婚させるべく、レオニー
ド達が仕組んだのが、先の依頼でした。


第6場は、町の一角。町の人達がパン泥
棒を追いかけています。そのパン泥棒は、
元役者の3人。赤・青・黄色の3色の服を
着ていて目立ちます。町の人達から逃げ
ている途中で、道に迷っている双子カス
トル(稀惺かずと)とボルックス(詩ち
づる)に出会い、せっかく盗んだパンを
お金をなくしてお腹を空かせている双子
に渡してしまいます。
この双子が、前2作に出てきたブルギ
ニョンの子供です。(というのが、前
回観たときには分かりませんでした)
なお、第2作にもカボチャを盗んで追い
かけられる元役者が出てきます。


第7場から王女の花婿選びが始まるので
すが、長くなったので、ここはコメント
だけにします。
ちょっと、この花婿選びの場面(第7場
から第14場)がゴチャゴチャしている感
じがします。
花婿候補者の紹介もなんか上手の受付の
ところで呼び上げるだけだったり(第1
作では一人ずつ丁寧に紹介されます)、
花婿選びの審査の中に腹筋や腕立て伏せ
やスクワットがあったり、宰相オンブル
(綺城ひか理)の陰謀があったり、ちょ
っと、詰め込み過ぎという感じがします。


しかも、ルーチェの本来の役目は、「一
角獣の聖杯」を怪盗ダアトから守ること
だったはずですが、一連の騒動でどこか
へ吹き飛んでしまっています。
まあ、偽の依頼だったからそれでも良か
ったんですが、それが思わぬ結果に……。


そして、第16場のマルクト広場。宰相オ
ンブルの悪事を暴き、無事、王女アンジ
ェリークと結婚することになったルーチ
ェ。10年に一度咲くセフィロトの花(第
2作でも咲いていました)の下、アンジェ
リークの指に指輪をはめます。
そして、いよいよ王家の跡継ぎの証「一
角獣の聖杯」を箱から取り出そうとした
ら、箱の中は空っぽ。中には「聖杯は頂
いた。大怪盗ダアト」と書かれた一枚の
紙切れが残されていました。


王女の花婿選びの騒動の最中に、「一角
獣の聖杯」は、まんまと本物の怪盗ダア
トに盗まれていたのでした。
ルーチェが言います。「次の仕事は、聖
杯探しだな!!」と……。


で、先の記事に書いたように続編があり
そうな終わり方をします。
さて、続編は作られるのでしょうか?


で、これが松花堂弁当です。(↓)