妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

2023年2月舞台化の『キングダム』映画版を観ました。これは面白い!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


2023年2月に帝国劇場で『キングダム』
が上演予定です。
まだ、詳細は未発表ですが、どんな作品
か知らないので、映画版のBlu-rayをレン
タルして観てみました。


面白かった~!!
原作漫画が64巻でまだ、連載が続いてい
て映画もこの夏に第2弾が公開予定なだけ
に、さすがにストーリーが面白いです。


こんなストリーです。(映画版)
何となくニュアンスが違いますが、まあ、
こんな感じです。
(漫画本の第1巻~第5巻に相当します)


幼馴染の信と漂は、「天下の大将軍」を
目指し日々剣術の修行を行っていた。そ
こへ昌文君が現れ、漂は王宮へ仕官する。
ある夜、信の家に漂が深手を負った状態
で戻り、漂は地図を信に手渡し命を落と
す。信は地図の場所へと向かい、その先
には秦王・嬴政がいた。漂は嬴政と容姿
が瓜二つだったことで刺客に襲われたの
であり、信はそれを知ったことで嬴政に
敵意を剥き出しにする。そこへ刺客の襲
撃を受けるが、信は漂の仇である刺客を
討ち取る。


嬴政は弟の成蟜に玉座を奪われ流浪の身
であり、信や河了貂と共に嬴政は昌文君
との合流地へ向かう。途中現れた刺客を
はね除け、3人は昌文君、壁の軍勢と合流
を果たすが、そこで信は壁から漂の最後
を聞かされ、嬴政の王都奪還に協力する
ことを決意する。一行は山の民の協力を
得るため、山界の王・楊端和の元へ向か
う。そして楊端和と山の民の協力を取り
付けた嬴政は、王都奪還へ向かう。


秦王都・咸陽では成蟜率いる王都軍が待
ち受けていたが、嬴政は隊を二手に分け
て作戦を決行。嬴政・昌文君・楊端和ら
は正面突破、壁・信・河了貂らは伏兵と
して迂回し、王宮にいる成蟜の首を狙う。
信らは巨人・ランカイを倒すが、王宮に
は人斬り・左慈がおり、信は苦戦するも
左慈を倒す。成蟜が逃げ出して王宮前の
広場に着くと、嬴政は成蟜を殴り倒し兄
弟喧嘩は終わりだと告げる。成蟜側の将
兵が従わず、嬴政一派を皆殺しにしよう
とするが、そこに大将軍・王騎が現れる。
反乱軍を蹴散らした王騎は、嬴政に王の
資質を見ると颯爽と立ち去る。


王都を奪還した嬴政は「中華統一」とい
う自身の道を信に語り、信は漂と共に誓
った「天下の大将軍」を嬴政の道にかぶ
せる。これが後の始皇帝・嬴政と、大将
軍となる李信の出会いである。


主なキャストです。


信:山﨑賢人
嬴政 / 漂:吉沢亮
楊端和:長澤まさみ
河了貂:橋本環奈
成蟜:本郷奏多
壁:満島真之介
バジオウ:阿部進之介
朱凶:深水元基
里典:六平直政
タジフ:一ノ瀬ワタル
敦:大内田悠平
ランカイ:阿見201
黒長老:マメ山田
白長老:TERU
昌文君:髙嶋政宏
騰:要潤
左慈:坂口拓
魏興:宇梶剛士
肆氏:加藤雅也
竭氏:石橋蓮司
王騎:大沢たかお


コメントです。


映画は、木枠の檻にいれられた奴隷少年
達が馬車で運ばれている場面から始まり
ます。
その道中で、一行は、王騎将軍に率いら
れた秦の軍勢に出会います。
檻の中から王騎将軍を見た一人の少年・
信はその雄姿に憧れます。
信が売られた先には、もう一人の奴隷少
年・漂がいました。
漂は信に奴隷は一生奴隷のまま、ただ一
つ抜け出す道は将軍になること、と語り
掛けます。
二人で天下の大将軍になることを夢見て、
日々、修行を続ける漂と信。
その二人の前に、秦の重臣昌文君が現れ、
漂だけが王宮へ仕官することになる……。
ということで、上のストーリーにつなが
ります。
上のストーリーでは、「これが後の始皇
帝・嬴政と、大将軍となる李信の出会い
である。」と書いてありますが、映画で
はそこまでは描いていません。


時代は、春秋戦国時代と呼ばれ、戦国七
雄とされる諸国が覇を競って争っていた。
そんな中で、最も西に位置する秦の王・
嬴政とその将軍・李信が中華の統一を目
指すという壮大なドラマです。
今回の映画は、その序章ということで、
嬴政が弟のクーデターによって玉座を追
われ、その命を狙われる中で、後の秦の
将軍・李信に出会い、その助けを受けな
がら、山の民に援軍を依頼して、8千の軍
勢をもって8万の秦の軍勢に立ち向かい
す。
しかも、王宮の門内に入れたのはわずか
50人。


別動隊で信が抜け道から王宮内に侵入し
ようとしますが、待ち伏せに出会います。


というような、ハラハラするような展開
に素晴らしい戦闘シーン。
2分割で観る予定が、一気に最後まで観て
しまいました。


第43回日本アカデミー賞で次の方々が受
賞しています。
・優秀監督賞「佐藤信介」
・優秀音楽賞「やまだ豊」
・最優秀撮影賞「河津太郎」
最優秀助演男優賞「吉沢亮」
最優秀助演女優賞「長澤まさみ」
・最優秀美術賞「斎藤岩男」
・優秀録音賞「横野一氏工」
・優秀編集賞「今井剛」


主演の山﨑賢人さんは、惜しくも受賞を
逃していますが、最優秀助演男優賞の吉
沢亮さん、最優秀助演女優賞の長澤まさ
みさんに劣らぬ好演でした。


アクション監督の下村勇二氏は、香港の
アクション俳優兼監督のドニー・イェン
に師事したそうです。
切れのあるアクションシーンを見せてく
れています。


この夏公開される映画の続編、そして、
来年2月の舞台が楽しみです。