妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

谷貴矢ワールド全開の月組公演『Rain on Neptune』を観てきました。②

今日は、壽々(じゅじゅ)です。


昨日の記事の続きで、今日は「お芝居」
の方です。


前回の『元禄バロックロック』は、タイ
ムトラベルでしたが、今回は、地球から
海王星への宇宙飛行プラス「クローン」
で来ましたね。
相変わらずの谷貴矢ワールド全開です。


念のため、「クローン人間」とは、「あ
る遺伝子から無性生殖によって誕生した
人間のこと。 遺伝子の提供元となった人
間とまったく同じ遺伝子をもつ。 ちょう
ど人間のコピーに等しい。」です。


物語が、過去(シャトーの少年時代)と
現在(大人になったシャトー)の間を行
ったり来たりするので、話が分かりづら
くなっているのかな、と思います。


で、今回は、過去(シャトーの少年時代)
の部分をまとめて書いてみます。


今から二百年ほど未来。
地球は、度重なる戦争と病疫とで、荒廃
し、有毒の雨が降り注ぐ星となっていま
す。


場所は、フランスのノートルダム。昔、
教会のあった場所。少年シャトー(蘭尚
樹さん)は、姉のように慕うベルメール
(海乃美月さん)と一緒に孤児院で暮ら
しています。


孤児院から外に出ていたシャトーにベル
メールが雨は体に悪いからちゃんとマス
ク(マスクというより帽子です)をつけ
るように言います。(そのマスクが何だ
かフワフワしていて、これで有毒の雨が
防げるのか、という……)
シャトーは、拾ってきたガラスの欠片を
ベルメールに渡し、「いつかきっと世界
で一番きれいな本物のダイヤをプレゼン
トする」と言います。


そんな二人に、ある日、別れが訪れます。
ベルメールの美しい歌声を聞いたサーカ
ス団の団長プランタン(春海ゆうさん)
がベルメールをサーカス団に連れて行っ
てしまいます。
ベルメールは、シャトーに歌は人を元気
にする、私は人々を元気にするために行
く、と言います。


お金を溜めてきっとベルメールを連れ戻
すと誓うシャトー。
シャトーは、孤児院を脱出し、ダイヤモ
ンドを盗んでお尋ね者になります。


サーカス団に行ったシャトーは、団長か
らベルメールは有毒の雨のために体を壊
し、軍に連れられていって収容所にいる
と伝えられます。
「収容所は警備が厳重だ」と制止する団
長の言葉も聞かず、シャトーは、収容所
に侵入し、ベルメールと出会います。


ダイヤモンドを渡そうとするシャトーに、
自分の命はもう長くはないと知っている
ベルメールは天国から元気なシャトーを
見ていると言ってシャトーから貰ったガ
ラスの欠片をシャトーに渡します。
シャトーは「また来る」と言って、収容
所を立ち去ります。


以上の登場人物以外には、その辺で踊っ
ているスターライト(彩音星凪さん)と
シャドー(菜々野ありさん)しか登場し
ません。


ただ、ベルメールが何者なのか、そして
その後どうなったかは、後ほど判明しま
すが、ネタバレになりますので、今日の
ところは伏せておきます。



コメントのしようがないので、③に続き
ます。


なお、昨日の記事(フィナーレの方)は、
(↓)に載せておきます。