妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

ブログ村の片隅から宝塚人事を考える②(朝美絢さんの今後について)

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


今回は、「ブログ村の片隅から宝塚人事を考える」の2回目として、雪組2番手スター
朝美絢さんの今後について、私なりに考えてみたいと思います。


まず、現在の雪組の体制を見てみます。


宝塚歌劇のホームページに掲載されている雪組生は、81名です(107期生を含む)。


男役トップは彩風咲奈さん、娘役トップは朝月希和さん。
現在、宝塚大劇場で上演されている『CITY HUNTERー盗まれたXYZー』『Fire Fever!』は
雪組新トップコンビのお披露目公演となります。


この公演のフィナーレでは、朝美絢さんが2番手羽根を背負って階段降りしており、
朝美絢さんの雪組2番手が確定しました。


ところで、新トップ彩風咲奈さんの前任者は、望海風斗さん。


望海風斗さんは、2017年7月24日付で雪組トップに就任。
(同期の明日海りおさんが2014年5月12日付で花組トップに就任ですから、明日海さんからほぼ3年遅れでのトップ就任になります。)


望海風斗さんが退団されたのは、2021年4月11日。
トップ就任期間は、4年弱(コロナ禍による休演がありましたから、実質はもっと短い)


望海風斗さんのトップ就任がそもそも遅かったこと、それにコロナ禍により望海風斗さんの
退団が半年遅れたことによって、93期である彩風咲奈さんのトップ就任も遅れることになりました。(これに伴って、朝美絢さんの2番手羽根も遅れることに。)


問題は、この雪組の状況から朝美絢さんの雪組次期トップ就任はありうるのか、ということです。


彩風咲奈さんのトップの任期は、本公演が5~6作として2023年か2024年ぐらいまでだろうと思います。


朝美絢さんの雪組次期トップ就任はそのあとということになり、同期の星組の礼真琴さん、
花組の柚香光さん、そしてトップになったばかりの月組の月城かなとさんからは大分遅れる
事になりますが、まだ、タイミングとしては可能性はあると思います。


それでは、朝美絢さんの雪組次期トップ就任の可能性は本当にあるのか?


まず、朝美絢さんはいわゆる「御曹司」ではないと思います。


月組時代の朝美絢さんの新人公演主演は2回。一方、月組の3期下の暁千星の新人公演主演は4回(現時点)。しかも、『グランドホテル』では、暁千星さんとの役替わり。月組時代の朝美絢さんは常に暁千星の下からの圧力にさらされ、伸び悩んでいた印象でした。


それを救ったのが、2017年5月31日の雪組への異動でしょう。


朝美絢さんは、2018年には『義経妖狐夢幻桜』でバウホール公演単独初主演を果たすなど、雪組でその存在感が増し、評価を高めていきます。


身長がやや低く(169㎝)、華奢な感じがしますが、そのビジュアルの良さでファンを魅了します。


一方、その朝美絢さんの雪組次期トップ就任を阻害する存在として考えられるのが、


①雪組のいわゆる「御曹司」である縣千さん(101期)。
 ただし、縣千さんは2025年に開催される大阪万博のアンバサダーに就任しており、
 彩風咲奈さんのトップの任期から考えると、次期トップというよりその次のトップ
 就任の方が可能性が高いと思われます。


②他組からの落下傘。特に月組の暁千星さん(98期)と宙組の瑠風輝(98期)さん。
 ただ、暁千星さんは、ちょっと雪組は合わないという感じがするのと、朝美絢さんに
 続いて二人も月組から雪組への異動はないだろうと思います。
 (どちらにしても、この98期あたりは、今後、動きがありそうな気がします)


私は、個人的には、朝美絢さんに雪組次期トップになって欲しいと思いますし、
今後も朝美絢さんを応援していきたいと思います。


朝美絢さんが雪組トップスターなって大きな羽根を背負う姿を
見たいです!!

星組公演『王家に捧ぐ歌』は絶対観劇したいと思うこと

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


昨日(8月31日)は、宝塚歌劇団から2022年の星組公演のお知らせがありましたね。


一つは、御園座公演『王家に捧ぐ歌』(主演:礼真琴、舞空瞳)
(公演期間:2022年2月8日~2月27日)


もう一つは、宝塚バウホール・KAAT神奈川芸術劇場公演『ザ・ジェントル・ライアー
~英国的、紳士と淑女のゲーム~』(主演:瀬央ゆりあ)
(公演期間:バウー2022年2月1日~2月13日 KAATー2022年2月19日~2月25日)


本日は、このうちの一つ『王家に捧ぐ歌』の公演は絶対に観劇したいと思う理由について
書きます。


一つ目の理由は、私の地元、名古屋市の御園座の公演であること!!
交通費も移動の時間もほとんどかからない!!
これは、宝塚大劇場や東京宝塚劇場のお近くにお住まいの方には、あまりご理解
いただけないことでしょうが、結構、大事なことです。


それが地元名古屋市で宝塚公演を観劇できる、こんな嬉しいことはありません。
(しかも、公演期間も結構長い)


かつては、名古屋にも中日劇場があって毎年2月頃には、定期的に宝塚の公演がありました。
それが、中日劇場が老化で閉館され、宝塚の公演は新しく立て直した御園座に引き継がれるものと思っていたのに、御園座で公演されたのは2020年の月組公演『赤と黒』の1度だけ。
今年は、宝塚の公演はなし。
(ただし、『ポーの一族』を2月に6日間公演していました。)


今後も、毎年定期的に、宝塚の公演を招請できるように御園座さんには頑張ってもらいたいと思います。


そのためには、私達地元民が(名古屋に宝塚ファンがどれだけいるか分かりませんが)
名古屋市に宝塚公演が来た時には頑張って観劇に行くということが大事だと思います。


二つ目の理由は、まだ、一度も『王家に捧ぐ歌』を生の舞台で観劇したことがないということです。


『王家に捧ぐ歌』の今までの上演は、以下のとおりです。


①2003年 星組公演(初演)   湖月わたる・檀れい
②2005年 星組公演(中日劇場) 湖月わたる・檀れい
③2015年 宙組公演       朝夏まなと・実咲凜音
④2016年 宙組公演(博多座)  朝夏まなと・実咲凜音


私が宝塚ファンになったのは、2014年ですから、①と②の観劇はありません。
④も私は、愛知県在住ですので、博多座は遠すぎます。


残るのは③ですが、なぜ、私が③の公演を観劇しなっかたのか……?
その要因は、③より前に観劇した劇団四季のミュージカル『アイーダ』にあります。
別に、劇団四季の『アイーダ』が良くないと言っているわけではないので、念のため


劇団四季の『アイーダ』は、現代の博物館の場面から始まります。
中央に何やら石棺のようなものが展示されています。(これが何かが分かるのは劇の
終盤です。)
そこへ若い男女が別々に登場し、石棺(のようなもの)の前に立つ。
舞台右手に展示されていた王女アムネリスの像が歌いだす(らしいのですが、この辺は
全く記憶なし)と、場面は古代エジプトへ。
エジプトの将軍ラダメスが凱旋し、船から敵国ヌビアの捕虜を降ろす。その捕虜の中にヌビアの王女アイーダがいるのだが、ラダメスはそれに気づかず、アイーダを自分の許嫁である
エジプト王女アムネリスに侍女として献上する。
※劇団四季の公演では、アイーダはエチオピア王女ではなくヌビアの王女になっています。
(中略)
捕らえられていたヌビア王とアイーダを逃そうとした罪でラムダスは反逆の罪に問われる。
処刑されるラムダスとアイーダに対して、王女はせめて2人をひとつの棺に、とファラオに
願い出る。
そして、ラムダスとアイーダは石棺に閉じ込められ地下へと生き埋めになる。
暗い石棺の石棺の中で二人は互いを探し当て、しっかりと抱き合う(が、ここは声だけ)。
場面は、再び現代の博物館。(ここで中央に展示してあるものが、ラムダスとアイーダ生き埋めになった石棺であることが分かる。)
石棺の前で見つめあっている若い男女は、現代に転生したラムダスとアイーダ。
二人は惹かれるように互いを見つめあう……というところで幕。


このミュージカルのどこが気に入らないかと言えば、ラムダスとアイーダが石棺に閉じ込められ地下へと生き埋めになるところ。私は、閉所恐怖症の気味があるので、こういう生き埋めで窒息死のような死に方に対して少しトラウマがありました。


今は、そんなトラウマもないと思いますし、宝塚版で、この『アイーダ』がどのように描かれているのか、非常に興味のあるところです。


長くなりましたが、これが来年の星組公演『王家に捧ぐ歌』を今回こそ絶対観劇してみたい
第二の理由です。


ちなみに、個人的な意見ですが、王女アムネリス役は、有沙瞳さんがいいと思います。

宝塚雪組公演のショー『Fire Fever!』が熱い!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


毎日、暑い日が続きますね。名古屋も暑いし、大阪も暑い。


そして、宝塚はもっと熱い!!?


そう、一昨日(8月29日)宝塚大劇場で観劇した雪組公演『Fire Fever!』は、タイトル
通り、燃え盛る炎のように熱い熱いショーでした!!


ショーの最初の場面は熱帯のジャングル。


朝美絢さんのジャングルガイを中心としたジャングルレディ達の熱狂的な踊りで始まります。


それがいったん静まると、中央からジャングルキング(彩風咲奈さん)が登場。


彩風咲奈さん、やっぱり格好いい!!


そして、ジャングルクイーン(朝月希和さん)に男役(ジャングルガイ)と娘役(ジャングルレディ)の雪組全員が加わってのエネルギッシュな群舞に。


プロローグからハイテンションになります。



それが終わると、場面は一転してオペラハウス(らしい←プログラムより)。


貴公子の格好をした朝美絢さん登場!!


朝美絢さん、女性たちにモテモテ。(カサノヴァかとおもったらドン・ジョバンニ)


ところが、女性達の間でドン・ジョバンニを巡って二グループに分かれて小競り合いが。


一触即発のところで、女性たちが一致団結して、ドン・ジョバンニを総スカン。


美形の朝美絢さんが女性達から総スカンを食うところが、ちょっと可笑しい。



と、ちょっと場が和んだところで、次の場面は男役さんのスーツ姿での群舞。


続いて、スパニッシュなダンスシーンへと移ります。


スパニッシュな衣装とダンスは宝塚の王道ですね。このショーで私が一番好きな
場面です。



続いて、ロケットの場面……、のはずですが、だんだん人数が増えていきます。


あれ、雪組にこんなに娘役さんがいたっけ、と思っているうちに、さらに人数が
増えて……。よく見ると男役さん、しかも上級生も混じっています。


最終的には、彩風咲奈さんは、さすがに抜けて、雪組70名による壮大なラインダンスが
繰り広げられます。


このロケットは、一見の価値ありです!!!



ロケットが終わると、一転静かな雪の場面。一人の娘(朝月希和さん)とその恋人(綾凰華さん)。恋人の腕の中で娘の命が尽きると、炎の中から火の鳥(彩風咲奈さん)が現れ、
二人を包み込む。


そして、火の鳥を中心に、赤い衣装を纏った雪組メンバーの群舞が始まり、舞台はクライマックスへ!!


まさしく、「Fire Fever!」で、舞台は熱く熱く燃え上がります。


そして、フィナーレへ。


黒燕尾ならぬ、あれは何燕尾というのでしょう?キラキラしていました。


彩風咲奈さんはスタイルがいいので、ダンスがとっても見栄えがします。


最後の階段降り。朝美絢さんが二番手羽根を背負っていました。
ほかの方のブログで知ってはいたのですが、生で観ると、朝美絢さん2番手に
なったんだなーと感動します。


次回の観劇は、8月5日(日)。雪組公演2回目観劇です。
書き足りない部分もあるので、観劇したら、またレポートします。

雪組公演『CITY HUNTERー盗まれたXYZー』観劇レポート

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


昨日(8月29日)は、雪組公演『CITY HUNTERー盗まれたXYZー』『Fire Fever!』を
宝塚大劇場で観劇しました。


本日は、雪組公演のうち、お芝居の『CITY HUNTERー盗まれたXYZー』について
観劇レポートを書きます。


劇場の席はS席でしたが、前から7列目、上手側です。銀橋に近く結構おいしい席です。


開演10分前に着席し、開幕を待っていましたが、両隣の席の人がなかなか来ません。
結局、だれも来ず、私の列に座っていたのは私1人でした。


休憩時間に見ると、前の6列目は全員埋まっていましたが、その前もポツポツ状態。
後ろもかと思って後ろを振り返ると、後ろはほぼ満席。


宝塚友の会でチケットを入手したので、多分回りも、友の会のチケットの対象席だと
思うのですが、友の会は今一人2枚までの制限で、グループで観劇を中止したとも
思えません。なんとも不思議な現象でした。


さて、本題に移ります。


『CITY HUNTERー盗まれたXYZー』の原作は、北条司先生が1985年から1991年まで「週刊
少年ジャンプ」に連載したコッミク。


私も、週刊少年ジャンプは、子供が読むので、一緒に読んでいました。ですから「シティーハンター」は良く知っているはずなのですが、連載は20年以上も前でもあり、詳細な内容は
ほぼ記憶にありません……。


したがって、登場人物も冴羽獠、槇村香、海坊主以外はほぼこの人誰だっけ状態。


そんな状態で観劇しました。


お話は、アフリカの小国グジャマラでのクーデター勃発から始まります。国王夫妻が暗殺され、残された王女アルマはなぜか日本へと亡命します。


このアルマ王女を夢白あやさんが好演。今後の活躍が楽しみな娘役さんです。


場面は、変わって1980年代の東京新宿。(いつ頃かは、後ほど、後ろのスクリーンに日向薫さん主演のベルサイユのばら(おそらく1989年の公演)の広告が出ることでも分かります。)


そして、凄腕のスイーパー冴羽獠(彩風咲奈さん)の登場!!
……というような格好いい登場の仕方ではありません。


その後も女性のお尻を触りまくる(今では完全にセ・ク・ハ・ラ)などチャラ男振りを
発揮。
彩風咲奈さんの新しい面を見たような……(冗談です)。
でも、チャラ男振りがなかなかいい!!冴羽獠を完全に演じ切っていましたね。


その後の場面で、凄腕スナイパーとしての顔に切り替わるのですが、この変身ぶりを彩風咲奈さんが見事に演じていました。そのあたり今回の見どころです。


一方、シティハンターの相棒の槇村香(朝月希和さん)。原作でお馴染みの100tハンマーで
チャラ男振りを発揮する冴羽獠に鉄槌を下します。今までの朝月希和さんに(多分)ない
ちょっと男っぽい役。


この二人が組むシティハンターに同時に二つの依頼が来ます。


一つは、亡命しているグジャマラ王国のアルマ王女の護衛。


もう一つは、新宿の伝言板(懐かしいですねー。スマホの登場で今や絶滅危惧種ですね。)
にはXYZのメッセージ。
※XYZは、シティーハンターに依頼を行うとき、新宿駅東口の伝言板に書き込む暗号。由来 
 はカクテル「X-Y-Z」で、アルファベットの終わり=もう後が無い、という意味。
これは、女優・宇都宮乙(千風カレンさん)からの窮地に陥っている息子を救ってほしい
という依頼。


この二つの事件が互いに絡み合いながらお話は展開していきます。二つの事件は次第に一つに収束していくのですが、そこに至る前半部分が少しゴチャゴチャしていて分かりにくい。


そこに絡んでくるのが冴羽獠の元同僚のアメリカ人ミック・エンジェル(朝美絢さん)。
果たして、彼は味方なのか?敵なのか?


そして、海坊主(縣千さん)。冴羽獠と互角の腕を持つスイーパー。原作ではスキンヘッドにサングラスですが、スキンヘッドはバンダナにしていました。サングラスは最後のところで一瞬外すのですが、残念、見逃してしまいました(外すことは事前に知っていたのですが……。)。
もう1回観劇に行く予定ですので、その時にはしっかり確認します。


縣千さんもいかにも海坊主っていう雰囲気を出していましたね。ちょっと強面だけどちょっと可愛い……。
皿洗いすると皿が真っ二つに。そして猫が苦手。


これらの人物を中心にして、物語は、「冴羽獠は、育ての親ともいえる人物・海原神が首領を務める闇の巨大犯罪組織ユニオン・テオーベと対峙することになる。」(公演プログラムより)


演出の齋藤吉正先生の作品への思い入れが強すぎるのか、いろいろと詰め込み過ぎてちょっと話が分かりづらい。
これから観劇する方は、原作を読む必要はありませんが、少なくとも宝塚のホームページの
人物相関図を見ておくことと、ウィキペディアでシティーハンターを検索して読んでおくと
いいと思います。


ところで、副題の「盗まれたXYZ」ですが、偽物のシティハンターが出てくるので、
「盗まれた」ということでしょうか?



それでは、明日は、ショーの方の『Fire Fever!』について、レポートします。

『柳生忍法帖』原作と星組公演について

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


本日は、『CITY HUNTER-盗まれたXYZ-』『Fire Fever!』を宝塚大劇場で観劇しました。
『CITY HUNTER-盗まれたXYZ-』のレポートは明日のブログで書きます。
(毎度すみません。家が遠いもので。)


さて、次回の星組公演『柳生忍法帖』の原作の上巻をようやく読み終わりました~。


一時期、品切れ状態で、ネット通販でも入手困難な状態でした。
買われた皆さんはこの作品をお読みになったのでしょうか?


『柳生忍法帖』の作者の山田風太郎の作品は、以前、『魔界転生』を読んだことがあります
ので、だいたい内容は想定していましたが、『柳生忍法帖』はその想定を上回りました。


とにかく、エ✕とグ✕の世界。原作のまま映像化したら間違いなくR18指定。


この原作をどうやって宝塚の舞台作品にするのでしょうか?


宝塚歌劇のホームページの作品紹介には

「史実にフィクションを織り交ぜ壮大なスケールで描く傑作時代小説の初の舞台化に、
宝塚が挑みます。」


と書いてありますが、挑んで自爆しないといいですけどね。


ホームページにはもう配役が出ていますね。


暴政を敷く会津藩主加藤明成に反逆し、処刑された会津藩家老堀主水の一族。その娘や妻
たち女7人が、親や夫たちの敵討ちをするーというお話ですので、敵討ちする側がいい方、敵討ちされる側が悪い方、すなわち悪役ということになります。


敵討ちする側は、敵討ちに助勢する柳生十兵衛ほかの一部を除いて、ほぼ女性。したがって、娘役さんが演じます。
一方、男役さんのメインメンバーは、敵討ちの相手の悪役「会津七本槍」を演じます。


まず、敵討ちする側(助勢を含む)の主なメンバーとその配役は、


柳生十兵衛  礼真琴
沢庵     天寿光希
千姫     白妙なつ
天秀尼    有沙瞳
お圭     音波みのり
お品     紫月音寧
お沙和    夢妃杏瑠
さくら    紫りら
お鳥     音咲いつき
お笛     澪乃桜季
お千絵    小桜ほのか


上のお圭以下の7人が堀主水の一族の娘や妻たちで、この7人が柳生十兵衛の助勢を受けながら、会津七本槍に対して敵討ちをします。
彼女たちが全裸になる場面が原作ではたくさん出てきますが、宝塚ですから当然カット、
ですね。


一方、敵討ちされる側の主なメンバーとその配役は、


芦名銅伯   愛月ひかる
加藤明成   輝咲玲央
具足丈乃進  漣レイラ
司馬一眼房  ひろ香祐
漆戸虹七郎  瀬央ゆりあ
鷲ノ巣廉助  綺城ひか理
平賀孫兵衛  天華えま
香炉銀四郎  極美慎
大道寺鉄斎  碧海さりお


上の具足丈乃進以下の7人が会津七本槍で、敵討ちの相手の悪役です。
原作ではその残虐非道振りが描かれていますが、宝塚ですし、星組男役のメインメンバーが演じるのですから、そのあたりの表現は、多少緩和されるものと思います。


ところで、こうしてみると、どちらがわにもトップ娘役の舞空瞳の名前がありません。
配役を見ると、「ゆら」(原作ではおゆら)となっています。


ゆらは、会津七本槍の属する芦名衆の頭領芦名銅伯の娘で加藤明成の寵姫とされていて、
上巻では、芦名銅伯と同様に名前だけ出てきて実際には登場しません。


したがって、どちらがわなのかよく分かりませんが、悪役ということでもなさそうです。


しかし、重要な人物であることは間違いなく(特に、柳生十兵衛にとって)、その辺は
下巻で(原作を読まれていない方には舞台で)明らかになるでしょう。


いずれにせよ、この作品をどう宝塚で舞台化するのか、演出の大野拓史先生の手腕に
期待しています。


もう、チケットは2公演確保しているので、観劇が楽しみです。