妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

宙組劇団生の死亡の原因は「パワハラ」ではないのか?(閲覧注意)

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


今回の記事は、週刊誌の記事を引用して
書かれていますので、予めご承知おきく
ださい。
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「いじめ」と「パワハラ」の違いがは
っきりしないのですが、厚生労働省の
HPによると、「職場のパワーハラスメ
ント」とは、「職場において行われる
①優越的な関係を背景とした言動であ
って、②業務上必要かつ相当な範囲を
超えたものにより、③労働者の就業環
境が害されるものであり、①から③ま
での3つの要素を全て満たすものをい
います。」とされています。


例えば、職場で上司が逆らえない部下に
対して、上から目線で厳しい言葉をぶつ
けたり、精神的に追い詰める暴言を吐く
といった様々な苦痛を与えるのは、「パ
ワハラ」に該当します。


一方、年齢や立場に関係なく一方的に嫌
がらせすることは「いじめ」ということ
になります。


宝塚歌劇団は、上下関係が厳しいので、
トップや組長のような人が下級生に何度
も罵声を浴びせたりすれば、上記の「優
越的な関係を背景とした言動」に該当す
ることになると思われます。


したがって、今回の件は、「いじめ」と
いうよりは「パワハラ」と言う方が相応
しいのではないかと思います。


週刊誌の記事は、時系列が前後して分か
りづらく、誤解を招く面もありますが、
現役劇団生の死に直接関係するところを
抜き出すとこうなります。
亡くなった方の芸名は伏字になっていま
す。
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(略)
 本公演初日を翌日に控えた九月二十八
日朝八時半。〇〇は約五十人の下級生全
員を集め、みずからを鼓舞するように話
した。
「失敗を皆で共有して繰り返さないよう
にしよう」
 通し舞台稽古のため、楽屋入りしたの
は午前十時のこと。だが、そこで繰り広
げられたのは、下級生らが思わず目を背
けたくなる暴力的な光景だった。
「稽古中、〇〇さんは四人の上級生から
『下級生の不手際は、すべてお前の責任
だ』と”集団リンチ”のような目に遭って
いました。舞台袖の出番直前にも彼女た
ちが〇〇さんに執拗につきまとって大声
を出す。休憩中にも、代わる代わる延々
と詰め寄られていました」(宙組・生徒)
 詰め寄った四人のうち一人は、宙組最
年長の松風だ。
「マインドが足りない。マインドがない
のか!」
 〇〇に顔を近付け、何度も罵声を浴び
せる。休憩時間には芹香が〇〇を睨め上
げ、若手の態度について大声で罵る。
(略)
 その日、〇〇は泣き腫らした顔で大劇
場を後にする。時計の針は、夜十時をと
うに過ぎていた。こうしてなんとか初日
公演を乗り切った〇〇は同日、母に対し
<精神的に崩壊している>というメッセ
ージを送っている。
 公演二日目の三十日、本公演が終わっ
た後の夜八時からは新人公演の稽古がス
タートする予定だった。しかし、彼女が
宝塚大橋を渡ることはなかった。
(略)
その後、事態は急展開を迎える。同日夕
刻、プロデューサーから〇〇の自死を知
らされた宙組の生徒は騒然となった。突
然降りかかった仲間の死に嗚咽する下級
生。そのうち数人は錯乱状態のまま過呼
吸に陥った。
(略)
 この時、芹香はパニックに陥る下級生
に「さぁ頑張ろう」と発言している。
「今回の宙組公演は芹香さんのトップ披
露公演。みずからやり遂げたい思いが強
く、生徒たちを発奮するために言ったよ
うですが、二十八日に怒鳴り散らした様
を見ていた生徒たちは『自分の言葉が自
殺の引き金になった可能性を自覚してい
ないのか』と唖然となっていた」
(劇団関係者)
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この記事が真実を伝えているのかどうか
は、現時点では、判断のしようもありま
せんし、私自身も納得できかねる面もあ
ります。


ただ、本当に、宙組でこのようなことが
行われていたとすれば、それは「いじめ」
というより「パワハラ」であって、木場
理事長を始めとする劇団幹部の責任が問
われることになると思います。