妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

望海風斗さんは、この方向性で行くのか?魔女役の次は、双極性障害の母親役。

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


望海風斗さんの退団後の舞台公演が私の把握している限りでは、
2公演決定しています。(『エリザベート スペシャル・ガラ・
コンサート』を除く)


一つは、『INTO THE WOODS』。


こんな話。


村の小さなパン屋の夫婦には、子どもが授からない。なぜなら、
魔女の呪いがかけられていたから。「呪いを解きたければ、森へ
行ってとってきな。一、ミルキーな白い牛、二、血のように赤い
ずきん、三、黄色いコーンの髪、四、きらめく金の靴。三日後の
真夜中の、鐘が鳴るまでに」。森を目指したパン屋夫婦が出会う
のは、赤ずきん、シンデレラ、ジャックと豆の木、ラプンツェル
ほか、それぞれに充たされない人生の宿題を抱えた、おとぎ話の
おなじみの登場人物たち。彼らの前には、魔女の呪い、巨人族の
怒りが立ちはだかるが、それだけではない。本当の敵は、誰もが
自分だけの幸福を願うがゆえの、ジェラシー、妨害、うそ、策略
のわな…。チャーミング、ファンタスティック。だけどちょっぴ
りシニカルでダークなミュージカルをあなたに。


望海風斗さんは、パン屋の夫婦に無茶振りをする魔女の役。


もう一つは、『next to normal』。


こんな話。


父と母、娘と息子の4人家族は、現代アメリカの平凡な一家のはず
だった。しかし母親のダイアナは双極性障害を患い、現実と幻想の
間で生きていて……。


望海風斗さんは、この双極性障害の母親ダイアナの役。
(安蘭けいさんとのWキャストです。)


娘ではなく、母親の役です。
(娘のナタリーは昆夏美さんと 屋比久知奈さんのWキャスト)


まだ、二つしか出てないので、今後は分かりませんが、どうも朝夏ま
なとさんや明日海りおさんとは少し違うような……。


確かに、朝夏まなとさんの『マイ・フェア・レディ』のイライザのよう
な役は望海さんには合わないように思いますが……。


それにしても、魔女役の次が双極性障害の母親役とは……。


『INTO THE WOODS』はダークですが、一応ファンタジー。
一方、『next to normal』は観たことはないですが、シリアスな感じ。
(You Tubeで一部見ましたが、宝塚とは大分違うイメージの作品)


望海風斗さんのファンは、これ(『next to normal』の方)、観に行く
んですかねえ。行くんでしょうね。
(安蘭けいさんには合ってそうな役ですけどね)


望海風斗さんの次の出演作が気になります。

これからも水美舞斗さんを応援していきたいと思うこと

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


昨日は、花組公演『元禄バロックロック』『The Fascination!』の
初日だったので、公演の感想の記事を心待ちにしていたのですが、
とんでもないニュースが飛び込んできました!!


スポーツ報知の記事です。


「パレードの単独での大階段下りは、聖乃あすか―永久輝せあ―
水美舞斗―星風―柚香の順。水美と永久輝の羽根は同サイズだった。」


ちょっと唖然としました。


大階段下りの順番こそ水美舞斗さんが永久輝せあさんより後ですが、
羽根のサイズが同じ(つまり3番手羽根と同じ)とは……。


以前の記事の「2番手羽根ラッシュが続きそう(花組と星組と)」で
水美舞斗さんの2番手羽根を予想していただけに、ちょっとがっかり
したという思いです。


しかし、これは宝塚歌劇団が決めたことです。
私たちファンがどうのこうのいう問題ではないと思います。


むしろファンが大騒ぎすることは、今まで必死に頑張ってきた水美舞斗
さんに気の毒です。


二番手羽根を背負っていようといまいと、花組の二番手は水美舞斗さん
です!!


私は、これからも水美舞斗さんの活躍を応援していきたいと思います。

藤ヶ谷太輔さん主演『ドン・ジュアン』③~騎士団長の亡霊の愛の呪いが悲劇を生む!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


『ドン・ジュアン』も11月6日(土)をもって、無事千秋楽を
迎えました。


さて、DVDの発売も決定されたことだし、前回の②の続きです。


アンダルシアの美女が第8場ですから大分戻って第4場「兵士の
練兵場」です。


隊長ラファエル(平間壮一さん)を中心に兵士達が銃を手に
格好良く踊ります。
踊りが終わると兵士たちは休憩に入ります。
その時、ラファエルはマリア(真彩希帆さん)と結婚すると同僚
の兵士達に告げます。
マリアは、ラファエルが戦場に行くことを心配しますが、ラファ
エル達は戦争に対して楽観的です。
マリアはラファエルに自分が死んだ騎士団長の石像を製作すること
になったことを告げ、戦場から帰ってくるときは、その石像を目指
すようにと言います。


一方、エルヴィラ(天翔愛さん)はドン・ジュアン(藤ヶ谷太輔
さん)を諦めきれず、ドン・ジュアンの友人のドン・カルロ(上口
耕平さん)に頼んでドン・ジュアンの父親であるドン・ルイ・テノ
リオ(鶴見辰吾さん)に会いに行きます。


私は、基本的にTVはニュースと天気予報しか見ないので、鶴見辰吾
さんがいきなり爺になったのにびっくりしました(その分自分も
年を取ったわけですが……)。若い時は結構イケメンだったんです
けどね。


エルヴィラの話を聞いたドン・ルイ・テノリオはドン・ジュアンを
呼んで説得しようとしますが、ドン・ジュアンは耳を貸そうともし
ません。


第12場「戦場」では砂嵐の中、ラファエル達兵士は敵に追い詰めら
れています。そして、敵の夜襲。仲間の兵士たちは次々に死んでい
きます。


ラファエルの戦死の噂を聞いたマリアは、出来掛けの騎士団長の
石像のある自分の工房で「悲しいはずなのに悲しくない」と言い
ます。


そこへ騎士団長の亡霊に「真実の愛を知りたくはないか?」と導
かれたドン・ジュアンがやってきます。


ドン・ジュアンはマリアに会って、今まで、他の女には抱いたこと
のない感情が芽生えます。


この感覚は何だ?おい化け物、俺に何をした?これは何だ。一体何
なんだ。俺に一体何をした?おい頼む教えてくれ。これがお前の呪
いなのか?


マリアは、騎士団長の石像の制作のために、ドン・ジュアンに騎士
団長についていろいろ訊こうとします。


次第に惹かれあっていくドン・ジュアンとマリア。
ドン・ジュアンは、マリアによって「真実の愛」に目覚めたので
した。

ここで藤ヶ谷太輔さんが歌う「エメ」が印象的です。

ここで第1幕は終わります。


ここで終われば、めでたし、めでたし。良かったね。ということ
ですが、そうはいきません。


騎士団長がドン・ジュアンにかけた愛の呪いは続いていたのです。


そして、第2幕へ。


ネタバレになるので、簡潔に書きます。


永遠の愛を誓うドン・ジュアンとマリア。


しかし、幸せな時間は長くは続きません。愛の呪いは続いている
から。


嫉妬にかられるエルヴィラは、マリアに結婚を約束していた相手が
いることを知ります。そして、帰還兵を待っているとラファエルに
出会います。ラファエルは生きていたのでした。


ラファエルに結婚相手のマリアがドン・ジュアンと一緒にいること
を知らせます。


このあたりのエルヴィラの行動に私が共感できないのは私が男性だ
からでしょうか?ただ、エルヴィラは後にこのことを後悔します。


ラファエルはドン・ジュアンとマリアに会い、ドン・ジュアンに
自分がマリアの結婚相手であることを告げます。
ドン・ジュアンは、マリアに隠し事をしていたことを怒りますが、
マリアの愛を懸けてラファエルと決闘することになります。


マリアはドン・ジュアンに決闘をやめるように説得しますが、ドン・
ジュアンは聞き入れません。


騎士団長は、「愛」についてドン・ジュアンが理解することがなけ
れば、決闘に勝つことはできないと言います。


この作品は、観る人にも「愛」とは何かという問いを突き付けてき
ます。


そして、ラファエルとの決闘の最中にドン・ジュアンの見出した
答えは?


ラファエルの剣に自ら貫かれに行くドン・ジュアン。


そして、ドン・ジュアンの愛はマリアの心の中に生き続けます。


ドン・ジュアンが横たわるその上に大量の赤いバラの花びらが降り
注ぎます。


そして、幕。


愛と感動の傑作ミュージカル!!(←どこかの宣伝文句みたい)


素晴らしい音楽と素晴らしいストーリーと、そして素晴らしい
出演者達。


藤ヶ谷太輔さんは、美形でありながら演技派アイドルという、
まさしくドン・ジュアンを演じるのにふさわしいスターさん。


真彩希帆さんは、抜群の歌唱力という武器を引っ提げて(?)、
宝塚退団後の初舞台。マリアという大役を見事に演じていました。


ところで、何のコメントもしていないのが、春野寿美礼さんの
イザベル。ドン・ジュアンの元愛人という設定だと思うのですが、
ちょっと微妙な立ち位置。解説しようと考えたのですが、表現力
不足で断念。


公演は、昨日で終了して公式HPもなくなったので、DVDを予約注文
したい方は、こちら。
     ↓
https://www.umegei.com/disc/

今週の観劇予定は、花組公演『元禄バロックロック』『The Fascination!』と『BROADWAY MUSICAL LIVE 2021』!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


今週の観劇予定は、宝塚大劇場花組公演『元禄バロックロック』
『The Fascination!』と東京建物Brillia HALL公演『BROADWAY
MUSICAL LIVE 2021』。


『元禄バロックロック』『The Fascination!』は、11月11日(木)
の宝塚大劇場公演。


公演解説は、以下のとおりです。


『元禄バロックロック』


花、咲き乱れる国際都市、エド。そこには世界中から科学の粋が
集められ、百花繚乱のバロック文化が形成されていた。
元赤穂藩藩士の優しく真面目な時計職人、クロノスケは、貧しい
ながらもエドで穏やかに暮らしていたが、ある日偶然にも時を戻
せる時計を発明してしまい、人生が一変する。時計を利用し博打
で大儲け、大金を手にしてすっかり人が変わってしまったのだ。
我が世の春を謳歌するクロノスケであったが、女性関係だけは何故
か時計が誤作動し、どうにも上手くいかない。その様子を見ながら
妖しく微笑む女性が一人。彼女は自らをキラと名乗り、賭場の主で
あるという。クロノスケは次第に彼女の美しさに溺れ、爛れた愛を
紡いでいくのだった。
一方、クロノスケの元へ、元赤穂藩家老クラノスケが訪ねてくる。
コウズケノスケとの遺恨により切腹した主君、タクミノカミの仇を
討つために協力してほしい、と頼みに来たのだ。だがそこにいたの
は、かつての誠実な姿からは見る影も無くなってしまったクロノス
ケだった。時を巻き戻したいと嘆くクラノスケに、時計を握りしめ
胸の奥が痛むクロノスケ。だが、次の言葉で表情が一変する。コウ
ズケノスケには、キラと言う女の隠し子がいることを突き止めたと
言うのだった・・・。
元禄時代に起きた実話をもとに、様々なフィクションを取り入れ紡
がれてきた、忠臣蔵。古来より普遍的に愛されているこの物語を、
愛とファンタジー溢れる令和の宝塚歌劇として、エンタメ感たっぷ
りにお送りします。
クロノスケとキラ、二人の時がシンクロし、エドの中心で愛が煌めく。
バロックロックな世界で刻む、クロックロマネスク。
この公演は、演出家・谷貴矢の宝塚大劇場デビュー作となります。


主要キャストは以下のとおりです。


クロノスケ    柚香 光
この作品の主人公で、時計職人。元赤穂藩藩士。


キラ       星風 まどか
賭場・ラッキーこいこいの主。コウズケノスケの隠し子。


コウズケノスケ  水美 舞斗
エド幕府の高家。



『The Fascination!』


1921年、宝塚歌劇の公演数増加に伴い花組と月組が誕生し、初の
花組公演が開催されました。2021年は花組が誕生してちょうど100年。
そして、この公演では柚香光、星風まどかの花組新トップコンビが
誕生致します。
新しい花組の始まりを、誕生100年と共に祝う華やかなショー作品
『The Fascination!』。“花”をテーマにした華やかなダンスシーンを
中心に、花組の伝統を未来へとつないでいく、“魅力”溢れるダンシン
グ・ステージ。


※出演者は、体調不良により休演する瀬七波いろを除く宝塚花組生全員。


もう一つの『BROADWAY MUSICAL LIVE 2021』は、11月14日(日)の
東京建物Brillia HALL公演。


公演案内は、以下のとおりです。


2021年は「やっぱりミュージカルは楽しい!」をコンセプトにお贈りし
ます!
華やかなダンス、心揺さぶる歌声……日本を代表するミュージカルスター
の圧倒的な表現力・歌唱力と、名曲の数々を堪能できる「夢のステージ」。
歌唱予定プログラムは『美女と野獣』『42nd Street』『レ・ミゼラブル』
『ジーザス』『ガイズ&ドールス』『ラブ・ネバー・ダイ』『ジキル&
ハイド』『キャッツ』『ウィキッド』より 他
豪華スターの夢の競演に、どうぞご期待ください!


キャストと予定プログラムは以下のとおりです。


★鈴木壮麻
♪愛せぬならば from『美女と野獣』


★湖月わたる
♪42nd Street from『42nd Street』


★佐藤隆紀(LE VELVETS)
♪彼を帰して from『レ・ミゼラブル』


★藤岡正明
♪ヘロデ王の歌 from『ジーザス』


★北翔海莉
♪運命よ、今夜は女神らしく from『ガイズ&ドールス』


★小野田龍之介
♪君の歌をもう一度 from『ラブ・ネバー・ダイ』


★紫城るい
♪あんな人が from『ジキル&ハイド』


★竹内將人
♪スキンブルシャンクス from『キャッツ』


★大原櫻子
♪No Good Deed from『ウィキッド』


AND MORE!!



観劇したら、また、レポートを書きます。

瀬奈じゅんさんの花組ポーズ!!花組、最高~!!『Greatest Moment』花組Ver.

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


今日は、『Greatest Moment』花組Aヴァージョンを観に、梅田芸術
劇場メインホールへ行ってきました。


それは、瀬奈じゅんさんと瀬戸かずやさん(もう一人いたような?)が
「CONGA」を歌い終わって、下手の袖にはける時に起こりました。
瀬奈じゅんさんが花組ポーズをしたのです。
瀬奈じゅんさんは、花組ポーズの元祖ともいうべき人です。
一瞬でしたが、瀬奈じゅんさんの花組ポーズ、見れました~。


で、昨日の月組Aヴァージョンとの出演メンバーの違いは、


月組Aヴァージョン
 涼風真世
 姿月あさと
 麻乃佳世
 彩輝なお
 珠城りょう


花組Aヴァージョン
 若葉ひろみ
 彩吹真央
 霧矢大夢
 壮一帆


で、髙汐巴さんを始めとしたメンバーは、両方に出演です。


今日の席は、1階7列目下手の端の方。
したがって、瀬奈じゅんさんの花組ポーズは目の前で見れました。


オープニングの後の1番手は、昨日は珠城りょうさんでしたが、
今日は瀬奈じゅんさん。
瀬奈さんが2曲歌った後は、専科の凪七瑠海さんと紫門ゆりあさん
のデュエットで「花詩集」。紫門さんがソロで「花詩集」から
「白き椿」、凪七さんもソロで「黒きばらのタンゴ」を歌った後は、
「すみれの花の咲く頃(ボレロ)」で白燕尾でのダンス。
これがとても格好いいのです。
昨日も、やっていたので、すべてのヴァージョンでやるのかな?


ダンスと言えば、安寿ミラさんのダンスがとっても格好良かった。
振り付けの仕事もしているとのことで、さすがです。


壮一帆さんと彩吹真央さんが『ファントム』から「You are My Own」
を歌っていました。エリックを彩吹真央さん、キャリエールを壮一帆
さん。


壮一帆さんは、瀬戸かずやさんとは「EXCITER!!」。盛り上がりました。


『エリザベート』の「私が踊る時」は、今日は瀬奈じゅんさんがトート。


髙汐巴さんの「琥珀色の雨にぬれて」も良かったです。心に染みる名曲
です。


第1幕のフィナーレは、「心の翼」を出演者全員で合唱。


花組ヴァージョンに、明日海りおさん、春野寿美礼さんがいないのは、
少し寂しいですが、明日海さんは、10月31日に『マドモアゼル・モーツ
ァルト』が終わったばかり。春野寿美礼さんは、『ドン・ジュアン』が
今日が千秋楽。


本来、『Greatest Moment』は4月の公演予定が新型コロナの影響で秋に
延期されたとのこと。
スケジュールが合わないのは、仕方がないですね。


それでもこれだけの豪華メンバーが集まり、名曲の数々を披露された
ことに深く感銘を受けました。
素晴らしい至福のひとときを過ごすことができました。
剣幸さんが言われたように、宝塚という大木が107年の年輪を刻んできた
こと、その年輪がつながって受け継がれてきたことの証と言えるのでしょう。


ところで、東京公演にも行きます。