妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

笑いと感動をありがとう!!ミュージカル『マドモアゼル・モーツァルト』ぜひ再演を!!

こんにちは、壽々(じゅじゅ)です。


昨日は、ミュージカル『マドモアゼル・モーツァルト』を観劇に、
池袋の東京建物Brilla HALLに行ってきました。
3回目の観劇になります。


正直言って、明日海りおさんのファンだから、明日海りおさんが
出演するということで観に行くことにした作品。
作品そのものにはそれほど期待していませんでした。


特に事前予習として原作漫画を取り寄せて読んだ時には、これを
ミュージカルにするのだろうか?という不安の方が大きかったと
思います。


しかし、それは杞憂でした。


素晴らしい音楽!!素晴らしいダンス!!そして素晴らしい
ストーリー!!


大笑いする場面もあり、心に響く場面もある。素晴らしいミュージ
カルになっていました。


出演者の皆さん、スタッフの皆さん、この作品に携わったすべての
皆さんに感謝したいと思います。


ミュージカル『マドモアゼル・モーツァルト』。ぜひ再演して欲しい
と思います。
もちろん、モーツァルト=明日海りおさん、コンスタンツェ=華優希
さん、サリエリ=平方元基さんで。


この作品に出合えて……、本当によかった。

望海風斗さんの魔女が……『INTO THE WOODS』メインビジュアルを公開!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


昨日、梅田芸術劇場のHPにミュージカル『INTO THE WOODS』の
メインビジュアルが公開されました。
      ↓
https://www.umegei.com/itwoods2022/


望海風斗さんの魔女が……一人だけデカい。
額縁からはみ出しているし……。


主人公ではないですが(主人公はパン屋の夫婦)、映画ではメリル
・ストリープが演じた重要な役。


望海風斗さんがどんな魔女になるのか、楽しみです。


一方、シンデレラ(古川琴音さん)をイジメる意地悪な継姉役の
湖月わたるさんと朝海ひかるさんもどんな継姉になるのか……。
なんか恐そうです。


豪華キャストのミュージカル『INTO THE WOODS』。


2015年に公開された実写映画版も良かったので、今から公演が楽しみ
です。

宝塚正統派レビュー『モアー・ダンディズム!』!!①

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


今回は、星組公演『柳生忍法帖』『モアー・ダンディズム!』のうち、
レビューの『モアー・ダンディズム!』についてのコメントです。



私は、残念ながら真矢みきさんの『ダンディズム!』も湖月わたるさんの
『ネオ・ダンディズム! - 男の美学 -』も観ていません。
タカラヅカ・スカイ・ステージでは放送したかもしれませんが、それも
見ていません。



したがって、「ダンディズム」シリーズは今回初見です。
その前提でのコメントになります。



『モアー・ダンディズム!』を観て思ったのは、一体、私はいつの時代
のレビュー作品を見せられているのだろうか?ということです。


全体的にはオーソドックス、宝塚正統派のレビュー、安心してみていら
れるというところでしょうか?
一方、刺激が少ない、斬新さがない、面白みに欠ける、盛り上がる
ところがない、衣装が古臭いという感じを受けます。


今回のプロローグの場面は、『ダンディズム!』のオープニングの場面と
ほぼ一緒のようです。
公演プログラムにその時の写真が載っていますが、衣装がほぼ一緒です。
真矢みきさんが中央で赤いスーツとソフト帽でほかの人たちはオレンジ色、
青、緑、黄色の衣装を着ています。
今回も礼真琴さんが赤いスーツとソフト帽で、ほかの人たちはオレンジ色、
青、緑、黄色の衣装を着ています。が、当時はそれが良かったのかも
知れませんが、今見るとどうにもセンスが悪いです。


第2幕のミッションの場面は、今回、新しく追加されたようです。
公演プログラムには、「一組の若い恋人たちの思い出。青年は一つの指令
を受け、恋人に別れを告げ、戦いに向かう。楽しかった想い出の日々。
そして別れ……。」
と書かれていますが、この内容と舞台の内容とが結びつきません。
舞台では、最初ナターシャ(舞空瞳さん)が持っていた何か書かれた紙を
ほかの人に手渡し、それが人から人へ手渡されていきます。1枚の紙が途中か
ら2枚に増え、4枚になった時にミハエル(礼真琴さん)の手に渡ります。
その時、銃声が響き、ミハエルは倒れます……。その後礼真琴さんのソロ。
意味不明です。


第3幕の前に「ビューティフル・ラブ」という場面が挿入されていました。
有沙瞳さんと小桜ほのかさんの歌は素晴らしいのですが、歌が古臭い、
衣装もなんか変。
曲は、𠮷﨑憲治先生(プロローグも同じ)。


さて、第3幕が「キャリオカ」。
『ダンディズム!』にも『ネオ・ダンディズム! - 男の美学 -』にもあるこの
シリーズの中核となる場面。
この曲はいい!!今聞いても古臭さを感じません。
と思って、公演プログラムを見たら、音楽 甲斐正人
宝塚ではない外部の人。宝塚に数々の楽曲提供を行っているらしい。
「映画『蒲田行進曲』で日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞」と書いて
あります。


第4幕と第5幕の音楽も甲斐正人さん。


第5幕の「ハード・ボイルド」の場面は『ダンディズム!』にもあります。


あのソフト帽を脱いで舞台の袖に投げ入れる有名なシーンは、
湖月わたるさんの『ネオ・ダンディズム! 』からでしょうか?
今回は、第5幕の「ハード・ボイルド」の場面で礼真琴さんんがやってい
ました。
柚希礼音さんのコンサート『REON JACK4』で湖月わたるさんがゲスト
の時、このシーンを湖月さんと柚希さんの2人でやっていて、このシーンを
再現したんだというのがやっと分かりました。(初めにも書いたとおり、
前作を見ていないので……。)


第6幕でロケット、第7幕で「テンプテーション!」と続きます。


第7幕「テンプテーション!」の音楽は、また替わって高橋恵先生。


どうも私がいいと思う場面の音楽は、𠮷﨑憲治先生以外の人が担当。


衣装は、シリーズ通して任田幾英さん。
どおりで全部同じような衣装の訳です。


演出も、音楽も、衣装も一部を除いて宝塚のベテラン(悪く言えば
お年寄り)によるショー。
さすがにこのシリーズもこれが最後かと思います。(というか最後に
して欲しい。)
昔からの宝塚ファンには受けるのでしょうが、これからの若い人には
どうでしょうか?


東京宝塚劇場公演のチケットは完売みたいですが、お芝居もショーも両方
ともイマイチという公演は久しぶりです。


愛月さんのサヨナラショーがあるので、ライブ中継は観に行きますが……。

心に響く感動のミュージカル『マドモアゼル・モーツァルト』!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


昨日は、『マドモアゼル・モーツァルト』の2回目観劇に東京建物
Brilliant HALLへ行ってきました。


入り口で明日海りおさんのコンサートのチラシを1枚GET!


今回の席はG列で実質前から3列目。舞台が良く見えました。


で、前回とタイトルが変わりました。


前回は、「結構面白かった明日海りおさん主演の『マドモアゼル・
モーツァルト』!!」


今回は、「心に響く感動のミュージカル『マドモアゼル・モーツァ
ルト』!!」


なんで、前回は「面白かった」だけなのに、今回は「感動」したのか?


前回は、この作品のコメディの部分が強く印象に残りました。
原作漫画を読んでいたので、それの影響を受けたのかもしれません。


今回は、原作を離れてこのミュージカルをもう一度観る、という気持ちで
観劇しました。


一つにはこれはミュージカルで、そこには原作にはない音楽があります。


今回は劇中でモーツァルトやコンスタンツェやサリエリ達が歌う(モー
ツァルトの曲ではない)、このミュージカルのために作詞・作曲された
曲をじっくり聞きました。


それらの曲の中に、登場人物の深い思いが込められています。
その思いのひとつづつが感動を呼んだのではないかと思います。


特に、モーツァルトとコンスタンツェが第2幕で歌うデュエット、そして
モーツァルトが死んでコンスタンツェが最後に歌う曲が素晴らしかったと
思います。


また、物語のラストも変えられています。


モーツァルトは宮廷の貴族たちのためではない大衆のためのオペラ「魔笛」
の作曲をすることを決心します。(ここまでは原作と同じです)


この作品では、モーツァルトは自分の命を削ってまでそのオペラ「魔笛」
の作曲をします。何かに取りつかれたように自分のすべてを「魔笛」
の作曲に注ぎ込んで、作曲が終わった時には、モーツアルトはすでに体力
の限界に達しています。


オペラ「魔笛」の成功を見て死んでいくモーツアルト。
原作(原作では死にません)とは違った結末になっています。


男でも女であっても、私は私。モーツァルトは私。私がモーツアルト。
そのモーツァルトの自分の道を歩んでいく姿に、私たちは感動を覚えるのでは
ないでしょうか。



なお、前回の記事に記憶違いがありましたので、訂正します。


「モーツァルトの死体の置かれたベッドには白い布がかけられ」の部分は、
「ベッド」ではなく「チェンバロ」です。
なお、モーツァルトの時代はチェンバロからピアノへの移行期であり、
モーツァルトが子供の頃に弾いていたのはまだピアノが普及する前ですから、
チェンバロということになります。また、エリーザが弾いていた楽器はその
音色からもチェンバロだと思います。


したがって、「3人の前でエリーザはピアノで「きらきら星変奏曲」を弾きま
す。」の部分も「父親レオポルドの前でエリーザはチェンバロで「きらきら星
変奏曲」を弾きます。」に訂正します。


「普段のコンスタンツェのピンクを主体にしたドレスも可愛いです。」の
部分もコンスタンツェはピンクのドレスも着ますが、白い前掛けをしている
時は、オレンジの衣装です。


また、「最後に、この作品のモーツァルト(実は女だった)の役にぴったり
だったと思いますし、」は主語の「明日海りおさんは」がすっぽりと抜けて
います。


次に2回目の観劇で新たに気づいた点がいくつかあります。


まず、開幕前の目の前の幕に書かれているモーツァルトのサイン。
その上に「M」で始まりあとはインク染みで読めない何文字かがあります。
多分、「マドモアゼル」と書かれていて、本物のモーツァルトが「マドモア
ゼル」なんてサインはしないから、インク染みで隠したのでしょう。
細かいところにこだわりを感じます。


次に、結婚してコンスタンツェが一向にモーツァルトがベッドに来ないので、
ベッドに誘うシーン。どうもアドリブがあるようですが、今回は、左足を
全部大胆に出してモーツァルトを誘っていました。華優希さんの美脚が
見れました。(明日海りおさんの背中といい、そんなシーンが多いですね)


新たに気づいた点ではないですが、サリエリが見る幻(だと思う)の場面の
明日海りおさんのパパゲーナがとっても可愛いです。パパゲーノとのデュエッ
トも素敵です。


また、明後日に3度目の観劇に行きます。今度は2階席ですので舞台全体が
見渡せると思います。
また、新たな感動があるのでしょうか?
出演者一人一人のセリフ。音楽1曲1曲のメロディーと歌詞に耳を澄ませたいと
思います。

柚香光さんがリストをやるって?????大丈夫なのか?

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


本日は、宝塚から来年の花組の6月~9月の上演作品の発表が
ありましたね。
お芝居の方は、『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』
で、演出は生田大和先生。
ショーの方は、『Fashionable Empire』で、演出は稲葉太地先生。


で、ショーは稲葉太地先生だから問題ないと思うのですが、問題
なのは、お芝居の方。


もうご覧になっているかと思いますが、一応、公演案内では、


ピアノの魔術師と称され、19世紀初頭のヨーロッパで絶大な人気を
博したピアニスト、フランツ・リスト。超絶技巧に彩られた情熱的
な演奏と、女性達を虜にしてやまない類まれな美貌でパリのサロン
を席巻し、瞬く間に時代の寵児となった彼が追い求めたものとは…。
ハンガリー人である事を自認しながら、その生涯の中で母国語を話す
ことができなかったフランツ・リスト。自身の本質的なアイデンティ
ティである“リスト・フェレンツ”として生きる事をその胸の内で願い
ながら、一方でカリスマ性を秘めたスター“フランツ・リスト”である
ことを自ら欲し、そして周囲から求められ…その狭間で生きる人生に
次第に葛藤を覚えていく。
自らの“魂”の居場所を探し、ヨーロッパ中を彷徨い続ける若き日の彼
の姿を、運命の恋人マリー・ダグー伯爵夫人とのロマンスを中心に、
最大の好敵手でもあるショパンとの友情を交えて描く。自己とは、
自分とは。そして、自分らしく生きるとは何か? を問いかけるミュ
ージカル作品


となっています。


この作品は、柚香光さんに合っているのか、花組公演としてこの
作品でいいのか、そもそも超絶技巧のピアニストを舞台でどうやって
表現するのか、公演案内にはマリー・ダグー伯爵夫人とショパンしか
出てこないが、他の配役はどうするのか、など不安要素が一杯です。



演出が生田大和先生だから大丈夫だとは思いたいですが、何で柚香光
さんでリストなのか?なんか『アウグストゥス』みたいにならないか、
心配です。もっと柚香光さんに合った作品、花組公演にふさわしい演目
にして欲しいです。花組ファンとしては……。



ところで、『エリザベート』はやらないんですね。
いつやるんでしょうか?